■ビギナー
テクニック
ピアノを弾く基本的技術の訓練
コードとコードスケールのマスター
曲を使ってメロディーを弾き、いろいろなリズムに慣れる
ピアノを初めて弾く人がレッスンを通じて曲が弾ける(アドリブも含む)ようになるまでが上記の段階だと思います。私はこれを、一人立ちと呼んでいます。
1は弾くときの姿勢や手の形、タッチ等、子供達が初めてピアノを習うのと同じようなことを教えていきます。また、ある程度ピアノが弾ける生徒には、その技量にあったもの(ハノン、ピッシュナ、バッハ等)を使っていきます。音楽は出した音がすべてですが、正しい弾き方でできれば、それにこしたことはないと思います。
2は理論の授業と並行しますが、何度もコードの構成音やスケールを書いて、弾いて、聴いて、体で覚えていきます。
3はオリジナルメロディーをしっかりと覚えて、フェイクなしで歌えるようにしていきます。同時に左手のコードワークもマスターします。
マイナスワンやリズムに合わせて演奏し、4ビートやボサノバのリズムに自然に乗れるようになるまで、繰り返し練習します。
以上ができるようになった上で、メロディーやテーマのアレンジ、フィルインやアドリブと進んでいきます。習い初めの頃は、誰でもどうやって勉強していったらよいのかがわからないと思いますが、それを自分一人でも勉強していけるように教えることが大切だと思います。
■ミドル
テクニック:8分音符の訓練
曲:あらゆる角度から
ある程度ジャズの演奏ができるようになった生徒に対して、8分音符の表現力はジャズにおいて大切なことです。ジャズのノリにも通じることなので、生徒に理解させた上で勉強していきます。
2はいろいろな奏法(ルバート、イントロ、エンディング、テーマやアドリブの内容等)を勉強していきます。技術的な指導よりも音楽的、精神的なアドバイスが多くなっていきます。
音の勉強と同時にリズム(ビート)の勉強も必要です。メトロノームや、マイナスワンに対して、生徒達は個人によってさまざまなポイントで音を出します(たいてい遅いのですが)リズムに対してOnに乗れるように指導していきます。また、そこそこアドリブができても、テーマやリフは全然歌えないというのでは困ります。バランスのよいプレイヤーを目指していきます。
以上のことを勉強し、自分自身が表現したいことが創造できるようになり、少しずつそれをピアノで表現できるようになってくれば、私としては言うことはありません。
ただ、ジャズは人と演奏する音楽でもあります。人が何を考えて演奏しているのか、何を要求しているのか読みあっていくものです。そのためには、自分のことだけに夢中になっている間は、アンサンブルにならないでしょう。でも、とにかく、いろいろな人と、どんどん演奏してみることが一番近道だと思います。
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